使用方法

動作環境

「萌香」はRuby インタプリタ上で動きます。 したがってRubyが動けば基本的に「萌香」は動作します。

ただし、漢字が使えてなんぼのプログラムですので、そのへんが いろいろめんどくさいと思います。

Windows2000 + cygwin、Mac OS X 10.2上で動作を確認しています。

必要なもの

「萌香」はRubyインタプリタ上で動くインタプリタですので、 プログラミング言語Rubyは絶対に必要になってきます。 他のものは必ずしも必要というわけではないものもこの文章には ありますが、Rubyは絶対に必要です。

「萌香」を使う人の中には「萌香はファーストクラスのクロージャを 持つ関数型言語だから使うぜ !!」 という酔狂な人はほとんどいないでしょう。

「萌香」は日本語で使えてなんぼだと思いますので日本語でプログラムを 編集できるエディタが必要になってきます。 これは、もしもの場合を考えて様々な文字コードを自由に変換できる エディタがいいでしょう。このページではMeadow、xyzzyなどの Emacs系エディタをおすすめしていますが、中の人がそれしか 知らないだけで他にいいものがあったら教えて下さい。

「萌香」はダブルクリックで起動とかができるようには なっていないので、コマンドラインから制御するための ターミナルソフトが必要になってきます。 これも様々な文字コードに対応しているものがいいでしょう。

「萌香」はUnix決め打ちなところがところどころあると思うので、 Unix似の環境が必要となります。Windowsな人はCygwinをインストール して下さい。

Ruby

手元では

      $ ruby -v
      ruby 1.8.2 (2004-12-25) [i386-cygwin]    
    

なRubyで動いています。

ターミナル

「萌香」は漢字コードがEUCもしくはShift-JIS決め打ちです。 ですので、それらを表示できるターミナルが必要です。 Windows上ではck というターミナル、 MacOS XではiTerm を使用しています。

エディタ

また、EUCなりShift-JISなりのコードで読み書きできるエディタが必要です。 MacOS XならEmacs、WindowsならMeadow、xyzzyあたりがおすすめでしょうか。 なぜかWindowsでGVimだとうまくいきません。 ちょっと前まではうまくいってたと思うのですがよくわかりません。 だれか教えて下さい。

Unix似環境

「萌香」というかRubyはUnix以外のOSとそれほど親和性が良く ありません。ま、きょうびUnixでないOSなんてWindowsくらいなもの です。 中の人は学生時代は「UnixをサーバにしてMacがクライアント じゃなきゃやだ。」と言っていたのですが、社会人になってからは Windowsも使っています。 とか言ってドキュメントはTeXで書いてPDFで提出とかしてるので、 Windowsの使用目的はゲームのため がほとんどなのですが。

閑話休題。

WindowsをUnixに見せるためにCygwinと言うソフトがあります。 良くできたソフトでこれがあれば融通の聞かないWindowsOSが Unixのように扱えます。ときどき微妙に違うところがあって いらいらさせられるのはご愛嬌。たぶんCygwinがなくても動くと思いますが、 このさいですから入れちゃって下さい。 Cygwinのホームページ からsetup.exeを実行して、よきにはからえばうまく行きます。

結局どうすればいいのか

FreeBSDやLinuxなどUnixな人

自分でなんとかして下さい。あなたならできる。

Mac OS Xな人

Macの標準漢字コードってなんなのでしょうか。UTF-8なのでしょうか。 レガシーな人間はEUCから脱出できないです。

ターミナル

とりあえず、EUCで表示したいので iTerm をインストールして下さい。 今どきだと標準のターミナルでもEUCを自動判別してくれるかもしれない ですけど、iTermはなんといってもきれいなのでおすすめです。

エディタ

プログラムを入力するエディタが必要になります。 MacOS XですとEmacsがおすすめです。 ここ を見てなんとか頑張って下さい。

Ruby

Rubyが必要となりますが、最近のMacOS Xには標準で入っていますので、 気にする必要はないでしょう。 ruby -vと打って反応があったら問題ないでしょう。 入ってない古いOSを使っているなら新しいOSに入れ替えた方がいいでしょう。 自分の手でRubyをインストールするのもMacOS Xならさほど難しくないので ここを見てインストールしてもいいでしょう。

Unix似環境

MacOS XはUnixなので必要ありません。

Windowsな人

Unix似環境

とりあえずCygwinを入れて下さい。Cygwinがなくても動くかもしれない けれどこのさいなので入れて下さい。

ターミナル

ターミナルエミュレータの ckを入れて下さい。 なくても大丈夫だと思いますが、あると便利です。

エディタ

プログラムを入力するエディタが必要になります。 Windowsだと素のEmacsより Meadow の方が便利だと思います。 また、xyzzy もWindowsとの親和性が高く使い易いです。

Ruby

Rubyが必要になります。Cygwinをインストールするときにいっしょに インストールするのが一番楽でしょうか。 中の人はいつもソースからインストールしています。 Cygwinがあれば簡単です。 Ruby Install guide あたりを読んでおくことをおすすめします。 RubyのインストールだけでなくPATHの通し方ものっています。 これを読んでRubyだけでなく、Meadowやxyzzyにも(インストールしていれば) パスを通してしまいましょう。

「萌香」のインストール

「萌香」は単体のRubyプログラムです。パスの通ったディレクトリに コピーしていただいてもいいのですが、ワーキングディレクトリにコピーし

     $ ./Honoka.rb [filename]
   

のように使っていただくのがよいでしょう。

「萌香」にはEUC ver.Shift-JIS ver.があります。

開発はEUCで行っておりShift-JIS ver.はnkf -sして ruby -Keをruby -Ksに変えたものです。 動作の検証は行っていませんので動かなかったらすみません。

Rubyのインストール先が/usr/local/になっていることを期待しています。 もし、そうでなかったら

      $ which ruby
    

で表示された内容でHonoka.rbの一行目を修正して下さい。 それでも動かなければパスの指定をなくして

      #!ruby -Ke
    

としてもいいかもしれません。